家庭志向型ケアとの繋がり

家庭医療において考えられるものとして「家族志向型ケア」というものがあります。

では、家族志向型ケアとはどのようなものなのでしょうか。

先ずは「家族の中での患者」というものをクローズアップすることです。

これは、家族が健康についての行動や考えに大きな影響を与えたりストレスが身体的な症状となって出てくる可能性。

また、そのような身体症状が家族の適応機能として働く可能性などが考えられているところから由来します。

家族を通してみることで、疾病にいたる環境などを判断することも可能なんです。

また、実際に疾病にかかったときに、家族が患者を支える源ともなりますよね。

このような考えもまた家庭医療においては重要なことと言えるのです。

そして患者本人や患者家族と家庭医が「ケアパートナー」となること。

家庭医療はこのように密接的な関係を築けるのも特徴ですし、そうした部分が大切なこととなっていくのです。

更には、先のような観点から、家庭医が「治療のシステムにおける一部」として機能をするという事もあるでしょう。

同時に、患者本人ばかりではなく家族もそのケアの対象になるということ。

家族に対する心的ケアなども家庭医療において行うことが大半かと思いますし、そうしたものが家庭医療・家庭医には求められているのです。

こうした家庭志向型ケアというものを基本に家庭医療を見たとき、患者一個人というよりも「家庭環境」というものを見渡しているという事がお分かりいただけたのではないでしょうか。

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